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第20回　-「新年度にあたって 」-
ご入園、ご進級おめでとうございます。 　3月の卒園式から少し寂しい時がありましたが、新し子どもたちを迎え、幼稚園も活気を取り戻しました。 　先日ローマ教皇ヨハネ・パウロ２世が帰天されました。亡くなられた人は神のもとに帰る、復活信仰からカトリック教会ではこのように表現します。　 　1920年ポーランドに生まれた教皇は、幼い時に家族を亡くし青年時代はナチスドイツの圧迫を受け困難な時代を過ごされました。その後、神父となり1978年に教皇に選出されました。 　1981年には日本を訪問され、広島平和公園では全世界に向けて平和の尊さを呼びかけられました。教皇は、「人権の重視」と「平和の尊さ」を常に主張されました。幼青年期の体験が大きく影響しているのでしょう。 　1995年にバチカンの教皇執務室でお会いした時、入り口の扉まで迎えてくださいました。「一人一人を大切にし、絶えず相手に対する気配りをもって対処される方」でした。私たちが忘れがちなことを教えてくださった気がします。　 　幼稚園も子どもたち一人一人を大切にする教育を深めていきたいと思います。　　今年度も、よろしくお願いします。　 　　　　　　　　　　　　　園長　原田　豊己神父
	みんなで、 ローマ教皇ヨハネ・パウロ２世さまに、お祈りをお捧げしました。