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第22回 -「百番目のサル」のお話し-  



 1952年、宮崎県日南海岸公園内にある幸島(こうしま)でサルの餌付けのためにサツマイモを砂浜に投げていました。サルたちはこのサツマイモの味が気に入っていました。
 しかし、サルたちはそのサツマイモにくっついた砂は気に入らないようでした。


ある日のこと、いもと言う名のついた生後18ヶ月の雌ザルが、浅瀬で洗うことによって、その問題が解決することを発見しました。彼女はそのことをまず母親に教えました。母親の遊び友だちもすぐにこの方法を覚え、遊び友だちの母親たちも子どもたちからそれを学びました。


 
 日本の科学者たちは、このサルの発見が、さまざまなサルによって真似られ、徐々に取り入れられていくことを興味深く観察しました。1952年から1958年にかけて、若いサルたちがこの方法を身につけました。しかし、子ども達の真似をしようとしなかった大人のサルは依然として、砂のついたままの汚れたサツマイモを食べ続けていました。


 大人の間では、自分の子どもから学ぶことができた大人だけがこの素晴らしい方法を習得したのです。


 この話しは「百番目のサル The Hundredth Monkey」(佐川出版)と言う本から学びました。今から20年前のことです。
この話しは、サルの世界だけの話しではなく、私たちの間でも通用する気がします。何時のときも子ども達から学ぶことが多くあります。

園長 原田 豊己神父



マリア祭」

みんなが
元気で明るい毎日をすごせますように・・・
こころ心を合わせてお祈りしました。



 


 

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