先日、文部科学省の給食費を払わない保護者の全国調査があり、多くの保護者が払っていないとの結果が発表されました。
この調査の分析を、広田照幸日大教授が毎日新聞2007年2月24日朝刊に書かれていました。
「全国調査によれば、学校給食実施校は約三万二千校、給食費未納の児童生徒数は約九万九千人である。
単純計算では、未納の児童生徒は小中学校一校あたり約三人というところである。
現在の親が平均1.5人の子どもを育てていると仮定すると、払わない保護者の事例は、一校あたりわずか二ケースに過ぎない。
その中には経済的に苦しいという理由で払えないケースが相当数あるはずだから払う余裕がちゃんとあるのに払わない親は、「最近の親」の中のごく一部に過ぎない」
最近の社会の状況を見ると、一部の事例が全体として強調されるという傾向にあるようです。
それを理由に、個人のプライバシー(防犯カメラの異常設置)や内心の自由に介入するようにも思われます。

神様は、人間一人一人がかけがいのない存在であり、さまざまな考え方を持っている人間を創造されました。
民主主義は、そのような違いのある人間がお互いを尊重しあいながら社会のルールを作るところから出発します。
一方的に押し付けられるルールに従うことがその意ではありません。暁の星幼稚園は、子どもたちにまず説明をし、互いの意見の相違を認識し、ルールを作っていきます。
園長 原田 豊己神父
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