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第34回 -「簡単なこと、でも大切なこと」-  

先日岡山県の「山陽新聞」に次のような記事が出ていました。
「美咲町の全小中学校で始業式前などに『町立小中学校食育推進事業』として、乳製品を準備する」
すなわち、朝食を食べない小中学生が増えつつある中、家庭に変わって役場が児童生徒の朝ごはんのお世話を焼く制度ともいえます。
町内の約1200人の児童生徒の20%が朝食抜きで登校している現実からの対策だそうです。
朝食を食べない、空腹になる、授業中の落ち着きがなくなる、との図式での決定のようです。

保護者の反応は、「賛成」「ありがたい」との声もあるようですが、「制度をあてにして家庭での朝食抜きが増える恐れがある」「役所が家庭内のことまで手を出すべきではない」などの意見が寄せられています。




特に、幼い子ども達には手作りの食事を愛情を込めて出したいものです。
そこには、保護者にとって苦手だとか、大変だとかと言うものを超えた何かの存在があり、無言のうちに大切なことが子ども達に伝わっていくと思うからです。
ちょっと恥ずかしいのですが、私が母親の感情を理解したのは、いつも残り物を食べている母の姿、魚のしっぽの部分を食べている姿からでした。               

園長 原田 豊己神父



「幼稚園のお庭。
大きな木の下で、
遊んでいます。」

 


 

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